運転者 [本]
運転者 喜多川泰
主人公岡田修一45歳、
中古車販売員から生命保険の外交員に転職、
何をやっても中途半端な修一に保険契約の大量解約と言うピンチが訪れます、
そして中学生の娘が不登校になり、
どんどん運が悪く周りはじめます、
今月中に新規の契約を取らなければ給料カットにボーナスカットにさらにペナルティと、
焦りが出ます、
半ば諦めモードが入りはじめた最悪の状態の中、
娘の担任に呼び出されて学校へ向かいます、
そんな時、
目の前に止まった一台のタクシー、
とにかく乗って下さいと、
運転手が言う、
乗るつもりはなかったのだが、
ボッタクリのタクシーか？
でも料金はタダならと乗り込みます、
そんな時に現れた変なタクシー、
このタクシーは神の使いか、
悪魔の使いなのか？
先日、ジョギングをして家の前迄帰って来た時、丁度家の前を自転車を押して来る少年が居ました、
見るとパンクはして無い様だったので、
どうした？と声をかけると、
チェーンが外れてしまってと、
チェーンぐらいかけられるだろと言ったら、
チェーンが根本に引っかかって外れないんです、
あー、そうか、どれどれ、
私が直そうしても前のギアの根本に引っかかって上手くチェーンが出て来ませんでした、
これだったら慣れない人だったらちょっと手こずるかな、
又は、頑張って何とかする前に手をチェーンの油で真っ黒にしてしまうかなと言う状態でした、
私は自転車に少し詳しいので、
少年に直してやるから玄関前で待っててと言って、
自転車の工具を家に取りに行きました、
工具を持って戻って来た私に少年はお願いしますと言いました、
今時の少年にしては礼儀正しい子だなと感心しました、
チェーンは絡んでる所を外して、
ギアにかけて修理完了！
少年はありがとうございます、と、
お礼を言って自転車に乗って帰って行きました、
ここから家迄どれくらいの距離が有るのか分からないがかなりの距離を押して帰るのだろうと思ったら彼はかなり運が良かったのかなと思いました、
その運は家族が貯めてくれたのか、
自分で貯めたのか分かりませんが？良かったと思います、
そんな私は少しだけ運を貯めれたのかな？
この運を家族の誰かが使ってくれれば幸いです。
運って貯めれるって知ってました？
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